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第6回配送業雑学講座

皆さんこんにちは!
S&C Transport、更新担当の中西です。

本日は第6回配送業雑学講座!
今回は「グローバル物流とクロスボーダー配送の最新動向」についてお届けします。
国際的なサプライチェーンは日々進化し、各国の規制やテクノロジーが複雑に絡み合っています。最新トレンドを押さえて、スムーズな国際配送を実現するポイントを解説します♪


1. eコマース拡大に伴う「越境EC」市場の成長

  • 市場規模:2024年には世界の越境EC市場が約5兆ドルに到達※

  • 消費者ニーズ:海外ブランド・限定品を手軽に取り寄せたいという需要が急増

  • 課題:関税・通関手続きの複雑化、長期輸送によるコスト増

※出典:Global Cross-Border E-Commerce Report 2024


2. デジタル通関とブロックチェーンの活用

① デジタル通関システム

  • 電子申告の標準化:紙書類から脱却し、オンラインで申告・審査を完了

  • リアルタイム追跡:通関ステータスを可視化し、遅延リスクを早期に察知

② ブロックチェーンによる信頼性強化

  • 改ざん防止:輸出入書類をブロックチェーン上で共有し、データの改ざんを防止

  • スマートコントラクト:条件がそろった時点で自動的に支払い・通関手続きを実行


3. マルチモーダル輸送の効率化

  • 定義:海運・航空・陸運など複数の輸送手段を組み合わせ、最適ルートで配送

  • 利点:輸送コストとリードタイムのバランスを調整可能

  • 事例:アジア→ヨーロッパ間で、海上輸送と鉄道輸送を組み合わせ、従来比で納期を30%短縮


4. グリーンインコタームズと環境規制への対応

  • グリーンFOB/CIF:輸送時のCO₂排出量を契約条件に反映

  • カーボンオフセット:航空貨物や速達サービス利用時に、排出量相当のクレジットを購入

  • EUの環境規制:EUタクソノミー規則に基づき、輸入企業にもサプライチェーンの環境配慮が求められる


5. ラストマイルとの連携強化

  • 海外拠点でのラストマイル最適化:現地マイクロハブ設置で、都市部への短距離配送を効率化

  • クロスボーダー置き配:越境EC商品を一括受取拠点に集約し、消費者にまとめてお届け


6. 今後注目のテクノロジー

  1. AIによる需要予測

    • 国別・季節別の販売データを解析し、在庫配置や輸送手段を最適化

  2. 無人船・ドローン物流

    • 長距離海上輸送では自動航行船、都市部ではドローン配送の実証実験が加速

  3. AR/VRを使ったバーチャル倉庫見学

    • 顧客が遠隔で倉庫内を確認し、品質管理や在庫チェックをリアルタイムで実施


グローバル物流は、規制対応・環境配慮・テクノロジー導入のバランスが鍵です。S&C Transportは最新動向をキャッチアップし、お客様の国際配送を支えるソリューションを提供してまいります。


次回予告 – 第7回配送業雑学講座:「都市型物流とマイクロハブ戦略」をお届けします!
都市部における小規模拠点の活用法や、即日配送実現のポイントを詳しく解説します。お楽しみに♪


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